フランスで最も愛されているぶどう酢とは

 

フランスではもっともポピュラーだと言われるワインビネガー。日本ではぶどう酢と呼ばれ、その名の通り、ぶどうを原料に作られたお酢です。

 

果実を使用するためアミノ酸量が少なく、有機酸を多く含んでいるこのぶどう酢にはどのような特徴があり、どのような働きを持っているのでしょうか。ぶどう酢について詳しく見ていきましょう。

 

ぶどう酢とは・ぶどう酢の特徴

 

ぶどう酢はぶどうを原料として作られたお酢です。醸造酢に属している果実酢のひとつ。

果実酢・・・醸造酢のうち、原材料として1種又は2種以上の果実を使用したもの(穀類及び果実以外の農産物並びにはちみつを使用していないものに限る。)その使用総量が醸造酢1Lにつき果実の搾汁として300g以上であるもの

 

この果実酢の中でこのような規定をクリアしたものがぶどう酢と呼ばれます。

ぶどう酢・・・果実酢のうち、ぶどうの搾汁の使用量が果実酢1Lにつき300g以上のもの

 

ぶどう酢はフランスでは最も多く使われているお酢のひとつ。同じくぶどうを原料として作られているワインを、酢酸を使ってさらに発酵させたものがぶどう酢となります。そのため、海外ではぶどう酢のことをワインビネガーと呼び、さまざまな料理に愛用しています。ぶどう酢の仲間には、同じくぶどうを原料に使ったバルサミコ酢があります。

 

ぶどう酢はアミノ酸を多く含む穀物を使用していないため、アミノ酸の含有量はあまり多くありませんが、有機酸である酒石酸を多く含んでいます。またりんご酢と同じく、ポリフェノールの含有量も豊富。そのため高い抗酸化作用を持ったお酢として有名。

 

また、原料として使用したぶどうによってその味わいに少し変化が出ることもあります。赤はコクと芳醇な香り、そして独特の渋みがあり、白はさっぱりとした酸味が特徴です。

 

  • 手に入れやすさ★★★★☆
  • 低価格★★★★☆
  • 飲みやすさ(酸味)★☆☆☆☆
  • 味・・・渋みと酸味
  • おすすめの摂り方・・・サラダやマリネ、ドレッシング、煮込み料理

 

ぶどう酢の効果や働き

 

ぶどう酢はりんご酢と同じように果実から作られたお酢です。アミノ酸を多く含む穀物を使用していないため、アミノ酸の含有量はあまり多くありません。ですが有機酸を豊富に含んでいます。

 

有機酸のひとつである酒石酸は、腸内環境を整える効果を持っており、便秘予防などに効果を発揮します。またりんご酢同様、ポリフェノールのとても豊富なお酢でもあります。

 

りんご酢の場合は、りんごに含まれるリンゴポリフェノールが豊富に含まれていますが、ぶどう酢の場合はこれらのポリフェノールが豊富です。

 

  • アントシアニン
  • レスベラトーロトール
  • タンニンなど

 

それらの成分はぶどうの皮や種子に最も多く含まれています。大変注目を集めている成分ですが、特にレスベラトロールはその中でも特に人気。その秘密は若返りの成分と言われるほどのアンチエイジング効果にあります。

 

美肌

 

老化は喫煙や大気汚染、飲酒、ストレス、生活習慣などさまざまな要因が絡み合って進行します。その原因のひとつは活性酸素。活性酸素にコレステロールや中性脂肪が結び付き過酸化脂質と化すことで、さらに老化現象を進行させてしまうことになります。

 

その活性酸素の分泌を抑制する効果があるのがレスベラトロールです。ぶどう酢には活性酸素と結びつくことで老化を早めてしまうコレステロールや中性脂肪を減少させる効果もあります。ぶどう酢は美容と健康に特に効果を発揮するお酢と言えるでしょう。

 

どんな人におすすめ?

 

ぶどう酢にはどちらかと言えば、美容効果の高い成分が豊富に含まれています。

 

  • ビタミンB12・パントテン酸・ビオチンなどのビタミン群
  • ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・銅・マンガン・クロム・モリブデンなどのミネラル群
  • ポリフェノールであるアントシアニン・レスベラトーロトール・タンニン

 

このように見ると、美肌効果を期待する人に特におすすめのお酢だと言えるでしょう。アンチエイジング効果に長けており、細胞の生まれ変わりを助け、シミやシワを予防してくれます。

 

果実酢のため、りんご酢のように飲みやすいのかと思う人も多いのではないかと思いますが、ぶどう酢は独特の渋みお酢特有のツーンとした酸味、そのなかにほのかなぶどうの香りが漂うといった感じ。そのため、初心者が使いやすいお酢ではないように感じます。

 

相性の良い食材や成分

 

ぶどう酢と相性の良い食材として思い浮かぶのがです。梅はぶどう酢で漬けこんでサワードリンクにしても良いですし、梅干を使ったドレッシングを作ってもOK。とっても良く合います。

 

ぶどう酢はとても酸味がありますので、その酸味を活かす方法で楽しみたいですね。梅にはこのような有機酸がたっぷりと含まれています。

クエン酸・リンゴ酸・ピクリン酸・カテキン酸・コハク酸・酒石酸など

 

それによって疲労回復効果血液サラサラ効果胃腸の調子を整える効果などさまざまな効果を持っています。その梅とぶどう酢を合わせることで、さらなる効果アップを狙うことが可能です。

 

サラダ

 

ぶどう酢はその酸味を活かして、サラダやマリネ、カルパッチョ、ドレッシングなどに使用するのがおすすめです。酸味は強いのですが、匂いにクセがなく、さっぱりと軽くいただくことが出来ます。

 

ちなみにこのようなサッパリとした料理に使用するのに適しているのは白のぶどう酢の方。赤のぶどう酢は白に比べ少し渋みと香り、そして深みが違います。赤のぶどう酢を使用する場合はお肉などの煮込み料理などがおすすめです。

 

ぶどう酢はどちらかと言えばとてもリーズナブルなお値段で手に入るお酢です。そのため、どのような料理にも対応出来るよう、どちらも持っておくと便利ですね。


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